地域に根ざす郵便局が行なっている様々なサービスや取り組みをご紹介します。
近畿地方会
兵庫県 摂陽東地区会
尼崎西難波郵便局 佐藤健太郎局長
高齢化社会が進んでいますが、これからの将来を支える年少世代の人たちへの支援も欠かせないと考えました。私自身が長年サッカー協会の運営に携わっていることを活かし、子どもから大人まで楽しめるファミリーフットサル大会を企画しました。昨年に続き、今回が2回目となります。
通常5名で行うフットサルですが、父親1名、母親1名、小学生3名を出場条件とし、父親はゴールキーパー、母親の得点は2点とする特別ルールを採用。父親の威厳、母親の意外性を狙いとした特別ルールは大会を大きく盛り上げました。
全20チームの内、1チームは地域の小学生と局長で構成する「局長FC」を結成。この「局長FC」には未経験ながら女性局長も参加し、いきなり初戦で3ゴール(6得点)するなど思いもかけないドラマがありました。私も単に大会を運営するだけでなく、参加者とともに汗を流すことで、より一層距離も近くなりました。
参加した小学生の祖父母の方々も応援に駆け付けるなど、年少世代はもちろん、結果として幅広い世代の方に「郵便局」を知っていただく貴重な機会となっています。第1回大会終了後も参加チームの方たちとのお付き合いが続いています。
サッカーを介した郵便局の活動は、行政との連携にも繋がりました。昨年11月には尼崎市制100周年イベントの一つとして、子ども100人対大人11人の試合を実施し、市長さんや市出身の元Jリーガー、そして郵政グループのマスコットとして売り出し中の“ぽすくま"にも来てもらい、イベントは大盛況でした。
大会を主催するだけに留まらず、参加されたチームの方々や行政とどのように関わっていくのかが大切であり、参加されたチームの方々や行政と郵便局の橋渡しをすることで、『あなたの街の郵便局』になれば良いと考えています。