郵便局の地方創生

地域に根ざす郵便局が行なっている様々なサービスや取り組みをご紹介します。

地道にコツコツと地域貢献

北海道地方会
北海道 上川地区会
上川郵便局 林哲朗局長


平成24年4月、上川郵便局長に就任した際、まず考えたことは、地域の方々との触れ合いを大切にするため、郵便局近くに住むということでした。そこで前任の局長に相談したところ、運良く郵便局近くの空き家(一軒家)を借りることができ、何とか地域活動の拠点を確保しました。

また、前任の局長が引き受けていた十以上の地域の役職を、そのまま引き継がせてもらい活動を開始しました。そのおかげで町長さんや町会議員の方々をはじめ各種団体、企業の社長さんや役員の方々と、様々な交流の機会をもつことができました。

しかし、もっともっと多くの方と身近に触れ合いたいと考え、地域の数多くのお祭りやイベント等のお手伝いをさせていただくことにしました。その中で、私が常に心がけていることは「計画の当初から片付の最後まで、お手伝いを続ける」ということです。そのため、「片付けまでしてくれてありがとう」「最後までやってくれる」と、皆さんから感謝されるようになりました。イベント開催中には、積極的にお手伝いに参加し、駐車場の誘導等も若い人たちに混じって汗をかき交流を深めました。町内会の活動においても、そのスタンスは変わりません。主催者の方達から上手におだてられ、のせられているという面もありますが、この地道なお手伝いをコツコツと行うということで、町民の方々から名前と顔を覚えていただくことが出来ました。

活動を初めたころは、私一人でお手伝い等をしていましたが、私の背中を見て感じとってくれた社員たちが、現在は積極的に参加してくれるようになりました。「地域を大切」にする気持ちに気づいてくれる社員が増えることが嬉しくてたまらなくなり、それを一つのモチベーションとして現在は活動しています。現在、国は地方創生に向けた取組みを進めていますが、私たちの小さな活動の積み重ねが、この地域の維持、発展に少しでも役立つことができれば、大変ありがたいと思っています。

「層雲峡まつり」など、各種イベントで右手の魔術師として活躍