ZENTOKU 2021年秋号
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使用済み乾電池の回収 使用済み乾電池の回収は、10年以上前から市に協力するかたちで取り組んできた施策の一つです。市内の郵便局のロビー内に使用済み乾電池回収BOXを設置しています。包括連携協定の締結を受け、市側からも広報等で周知され、住民の方々の認知度も高まってきました。 障がい者支援施設の作品のワゴン販売 鳴門市内の障がい者支援施設で製作されたマスクや、徳島県の特産品・藍染め製品などの物品を、郵便局の空きスペースにおいてワゴン販売しています。 市販品より安くご提供できることもあり、反響は大きく、地元新聞や鳴門市広報などで紹介されました。コロナ禍でイベントなどが自粛となり、販路拡大が難しかった施設の方々を支援する大きな力となっています。「東京2020オリ・パラ聖火トーチ」展示および貸出し コロナ禍の中での異例の開催となった「東京2020オリンピック・パラリンピック」。 選手の応援と地域を盛り上げるため、聖火トーチを多くの人に見ていただきたいと、市と連携して小学校や障がい者支援施設に貸出しを行いました。子どもたちの注目度が高まり、地域のスポーツ振興に繋がることはもちろん、将来の代表選手が誕生する可能性も期待されています。新型コロナウィルスワクチン接種 ワクチン接種で当日キャンセルが発生した場合、無駄にならないよう、市役所や学校の職員の方にも接種が行われていますが、鳴門市在住の郵便局社員に対して声をかけていただけることになりました。住民の方々にとって身近な存在である郵便局は、住民の方々と触れ合う機会も多いのではないかと、鳴門市にご理解いただき実現できた取組みです。徳島市│││││││││││││││防災に関する備えを強化 徳島市と郵便局はこれまでも、様々な協力体制を構築してきましたが、このたびの包括連携協定の締結により、一層細かな施策が展開できると考えています。 中でも徳島市との連携強化に取り組んでいるのは防災関係です。人口減に悩む地域にとって、人と人を繋ぐソフト面での充実が課題です。例えば非常時には避難所が設置されますが、避難されている方々の滞在場所を把握するのが難しくなります。そのような事態に備えて、地域をよく知る郵便局が徳島市と共通の認識を持つことができる体制を整えるべく、話し合いを重ねているところです。変化するお客さまのご要望に対応 鳴門市と同じ様に、徳島市の郵便局でも使用済み乾電池の回収などには以前から取り組んでおり、「電池を捨てる際は郵便局へ」という認識が住民の方々にも定着しています。 近頃ではモバイルバッテリーや充電式タバコなど、回収の範囲は広がっており、郵便局でも柔軟な対応が求められています。包括連携協定締結をふまえて、Win︲Winの関係を構築 私たち郵便局は徳島市とWin︲Winの関係を築くことが重要だという考えで一致しています。自治体も郵便局もどちらか一方だけに負担がかかるのではなく、連携することでお互いにプラスとなるように施策を進めていきたいと思います。 その結果、お客さまに還元できる地域活性化や、地方創生に繋がるよう、これからも取り組んでいきます。使用済み乾電池の回収ボックスは、従来から行っている市民サービスの一つ。障がい者支援施設製作品のワゴン販売。藍染めを使ったマスクは、特に話題となった。静かに盛り上がりを見せたトーチの展示。扌内容を細かく積み上げて徳島市との包括連携協定を3月に締結。 ⬅阿波踊りの提灯にも、協力の証が見える。09

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