ZENTOKU 2021年夏号
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地域貢献・地方創生〒099ー6499北海道 湧ゆう別べつ郵便局長石いし山やま 勝かつ彦ひこ1 私は、北海道東部のオホーツク海とサロマ湖を望む湧別町にある湧別郵便局に勤務しています。31局の郵便局から成る全国郵便局長会北海道西北見地区会で、郵便局長たちとの横の繋がりを深め、関係自治体等との円滑な交流を図りながら、地域振興に務めています。 今回は西北見地区会内の湧別町および隣接する遠えん軽がる町の郵便局で構成されている遠軽部会の活動を紹介します。オホーツク海とサロマ湖を望むチューリップのまち 湧別町 湧別町の基幹産業は、漁業、酪農、農業です。以前は北見の産物と言えば玉ねぎが知られていましたが、現在は帆立貝や牡蠣の養殖が主流となっており、シーズンになると全国からゆうパックによる注文があり、大変好評です。 また、湧別町では観光にも力を入れており、郵便局長も地域貢献の一環として、来町されるお客さまへのおもてなしを大切にしています。チューリップ公園のボランティア活動 町の象徴であるチューリップ公園は、広大な敷地(12・5ヘクタール)に、およそ200品種、70万本のチューリップが咲き誇る花の名所です。よく比較される東京ドームに換算すると2・5倍以上の広さ。札幌ドームなら、約2・4倍です。 昨年から続く新型コロナウイルス感染拡大防止のため、入場制限が行われるなど、まだ多くのお客さまをお迎えすることはできません。例年ですと5月1日から6月上旬まで開催されるチューリップフェアには大勢のお客さまが来園され、その美しい花々を楽しんでいらっしゃいます。 遠軽部会では、休日を利用し、局長だけでなく家族も参加して、チューリップ公園でボランティア活動を行っています。秋の球根の植え付け、チューリップフェアの際の「駐車場係」「(カメラの)シャッター押します係」などの役割を担っていますが、私が2009(平成21)年に局長として赴任したときに、既に根付いていたもので、部会でも重要な地域活動の一つとなっています。 球根の植え付けの際は、町長をはじめ、住民の方々から感謝やねぎらいのお声をいただいています。私たちも作業が終わると、翌年の花咲くシーズンが待ち遠しく感じられます。 湧別町のホームページでは、一面に広がる色とりどりの美しいチューリップを堪能することができます。ぜひご覧ください。遠軽町のいこいの森を走る“雨宮21号”。国内唯一の動く森林鉄道蒸気機関車として観光客の人気を集めている。湧別町のチューリップ公園。チューリップは、町の花にも指定されている。北海道東部の花を巡るフレーム切手「花回遊」。10〜オホーツク海とサロマ湖を望むチューリップのまち 湧別町・森も林りと清み流ずのまち 遠軽町〜北海道湧別町遠軽町これまでも、これからも、地域とともに少子高齢化のまちを元気に

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