ZENTOKU 2020年秋号
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地域貢献・地方創生〒629ー0271京都府 神かみ吉よし郵便局長石いし橋ばし 松まつ太た郎ろう1京都府のど真ん中、丹波地区 京都府丹波地区は、京都府の中央に位置し、当該地区をエリアとする郵便局長会丹波地区会は六部会で構成されており、六市町にまたがっています。ご多分に漏れず、少子高齢化、著しい人口減少が、今一番大きな課題となっています。ここでは、それぞれの部会が「出来ることから始めよう!」を合言葉に取り組んでいる、自治体との様々な連携をご紹介します。局長は「京の田舎ぐらしナビゲーター」〜南丹市と京丹波町 京北・南丹及び南丹・京丹波部会(南丹市内11局、京丹波町内8局)では、人口減少対策の取組みとして、郵便局長が「京の田舎ぐらしナビゲーター*」として、京都府の認定を受けて活動しています。農山漁村地域への移住を促進するため移住希望者に地域の生活や暮らしに関する情報を説明したり、地域に早くなじめるよう伴走支援したりする役割を担うものです。 まず、それぞれの部会が、南丹市とは「地方創生に関する協定書」、京丹波町とは「地方創生に関する協定書及び災害発生時における協力に関する協定書」を締結しています。具体的には、市町の移住相談窓口等と連携し、移住希望者からの相談に対し、就業、医療、教育、交通、地域行事など日常生活を送る上で必要な情報について説明及び助言を行います。 地域事情にも詳しい郵便局長が「田舎ぐらしナビゲーター」となることで、地域の相談窓口機能の強化、ナビゲーターが配置されてない地域での相談窓口を確保するなど、移住受入れ体制のより一層の充実に繋げられるよう取り組んでいます。「明智光秀が築いた城下町 福知山」をアピール〜福知山市 福知山東及び福知山西部会(福知山市29局)は、NHKの大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公である明智光秀が築いた福知山城とその城下町を中心とする福知山市にあります。北近畿の中核都市である福知山市は交通の要衝となっており、長田野工業団地をはじめ、様々な産業と共に発展してきた市ではありますが、近年は人口減少など多くの地方都市同様の問題を抱えています。 そんな福知山市に「元気を発信しよう!」と、市と連携して「明智光秀が築いた城下町、福知山」を全国にアピールできる施策を始めました。その一貫として、福知山市内十局が「小型印」と「御集印帳」を作成し市内を巡るスタンプラリーを、またそのPRを市内全部会それぞれが、市町と協定書を締結。「京の田舎ぐらしナビゲーター」として認定されている。「京の田舎ぐらしナビゲーターの認定」丹波地区①京都市━京北地域②亀岡市③南丹市④京丹波町⑤綾部市 ⑥福知山市*京都府への移住希望者に、農山漁村の暮らしに関する情報を説明、アドバイスを行うとともに、移住後のサポートをするため、地域の事情に詳しく、 当該地域の活性化に積極的な地域住民等を「京の田舎ぐらしナビゲーター」として、市町村長が推薦し、京都府知事が認定している。「御集印帳」のPRチラシ。福知山市を訪れた観光客を中心に、好評を得ている。丹波地区①京都市━京北地域②亀岡市③南丹市④京丹波町京都府◉④◉③◉②◉⑤◉⑥◉①市と連携して、郵便局前に幟を立ててPR。10これまでも、これからも、地域とともに合言葉は「出来ることから始めよう!!」自治体とともに取り組む地域連携

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