ZENTOKU 2020年冬号
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地域貢献・地域創生〒789ー1211高知県 黒くろ岩いわ郵便局善よし積ずみ 千ち恵え2敬老会の出し物と侮るなかれ。本物の警察署長も登場。詐欺を未然に防ぐお知らせに、効果大。熱演で詐欺防止をPR。牧野富太郎博士の出身地、高知県佐川町佐さ川かわ町は、植物学者「牧野富太郎博士」の出身地としても知られる、文京の町で、高知市中心部より国道33号線を北西に27㎞ほど行ったところにあります。私が勤務する黒岩郵便局がある黒岩地区は、更に、佐川町の中心部から北に車で10分ほどのところにあり、山に囲まれ盆地のようになっているため、昼夜の寒暖差が大きく、お茶や果樹の栽培に適しており、新高梨、イチゴ、お茶、米、文旦、しょうが、などを栽培する農業の盛んな地域です。  黒岩郵便局の周囲は学校、保育園、集落活動センターなどがある黒岩地区の中心地ですが、病院は月一回開かれる診療所だけで、農協の購買所以外、常時開店しているお店がありません。このような環境の中で、黒岩郵便局は歴代の局長さんが地域活動によく出られていたおかげで、私は着任早々から、よく声をかけていただき多くの地域活動に参加してきました。また、黒岩地区は大変多くの地域行事があり、その多くを主宰する、地域の有志の会「黒岩いきいき応援隊」にも参加して、中心的な役割を果たしています。主演「女局長の事件簿」は、シリーズ化 黒岩地区の「敬老会」では、毎年、振り込め詐欺防止をテーマとした寸劇が、地域の方の出演により披露され二〇一九年で六回目となりました。この寸劇の脚本と演出と局長役を私が担当しています。第二回目からは、佐川警察署の警察官も出演して、近年二回は警察署長にも出演していただきました。内容は、郵便局を舞台に、地域の高齢の方が詐欺被害に遭いそうなところを、郵便局長や社員、警察、近所の方が気付き、事なきを得るばかりか、犯人の逮捕に高知県佐川町地域の皆さんに声をかけていただき、多くの地域行事に参加。楽しみながら、地域と繋がる。12これまでも、これからも、地域とともに郵便局で地域のコミュニティを広げ、地域の自慢の味を全国へ

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