ZENTOKU 2019年秋号
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地域貢献・地域創生意見を様々な世代から取り入れるユニークな取組みを行っています。郵便局としても、鯖江市が進めるSDGsの取組みに積極的に協力すべきと考えています。 環境保護推進策の一つとして、鯖江市では慶應義塾大学や民間企業の協力を得ながら、市の広報誌を環境に優しいLIMEX※1素材に変更して、市民に配布、読み終わった後回収しアップサイクル※2する計画があります。そこで郵便局側からアップサイクルの回収工程での協力(窓口での回収の他に郵便ポストなどを利用)を提案し、包括連携協定にもその提案が盛り込まれました。昨年末には市内の一部地域でアップサイクル実証実験を行いました。今年六月開催の「メガネフェスタ」のSDGsコーナーでは、アップサイクル実証実験を鯖江部会の取組みとして紹介しました。アップサイクルの製品として、スマートフォンのケースや漆器の器などが実際に作られており、プラスチック製品のほとんどがLIMEX素材で製造可能です。将来は、アップサイクルを通じ製品化したものを郵便局の窓口で販売することも視野に入れています。福井県鯖江市〒916ー0001吉よし江え郵便局長小お山やま 重しげ宗むね※1ライメックス:石灰石が主原料の紙・プラスチックの代替となる日本発の新素材。 製造過程で木や水をほとんど使用せず、再生率も高いため、環境に優しい素材として注目されている。※2より価値が高い製品へリサイクルすること。1鯖江市と郵便局との間の包括連携協定調停式「OC課」による「全国OCサミットin鯖江」ち合わせで、市長から協定締結のGOサインが出る超スピード締結でした。 このような私たちのふるさと鯖江市は、いち早くSDGs(持続可能な開発目標)の取組みに力を入れてきました。平成三十年五月には牧野百男鯖江市長が「女性が活躍できる社会」をテーマに国連で演説されました。鯖江市役所には現役女子高校生で構成される「JK課」、それに対抗して年配の女性が自主的に結成した「OC課」があり、女性のアイデア・「JK課」のイベント打ち合わせ模様郵便局でのアップサイクルの回収協力 私たち福井県中部地区会鯖江部会は、福井県の嶺北地方のほぼ中央に位置する鯖江市にあります。鯖江市は県内で唯一人口が増加している自治体で、全国シェア95%の眼鏡フレームや越前漆器など「ものづくり」が盛んな元気な市です。 鯖江部会は地元居住の局長が大変多く、そのためか以前から市との繋がりが強い部会です。包括連携協定を締結(平成三十年)したのは県内の自治体では、永平寺町、福井県に次いで三番目でしたが、一回目の打10これまでも、これからも、地域とともにアイデアを形にする鯖江市とともに歩む郵便局

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