ZENTOKU 2019年春号
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魚津市富山県富山県魚津市長 村むら椿つばき 晃あきらさん蜃気楼が現れることで有名な「魚津市」。蜃気楼のシーズンは3月末から6月の初めにかけて。昨年は、Aランクの蜃気楼が12年ぶりに発生し、過去最高の42回を記録。「昨年レベルなら2泊3日の旅で、かなりの確率で蜃気楼に遭遇できます」と現地情報を発信する村椿市長にお話を伺いました。魚津市のふるさと自慢をお聞かせください。 魚津市は自然、文化、歴史といった優れた素材が満載の地域です。富山県の東部に位置し、北アルプスを背後にした二四〇〇m級の山岳地帯と、水深一〇〇〇mの海に面した高低差三四〇〇mの地形が、奥行き二五㎞の土地に収まる、珍しい地形を有しています。万葉集にも詠われた富山湾には、埋没林や蜃気楼といった極めて貴重な大学卒業後、富山県庁に入庁し、主に地域振興、生活環境文化方面の仕事に携わる。平成28年1月富山県庁を退職し、平成28年5月魚津市長就任。父の教え「人の悪口は言うな」「偉ぶるな」を心に刻む。リーダーインタビュー8特色があります。例えば、加積リンゴや西布施リンゴ。完熟した状態でもぎ取るので、蜜がたっぷり入った美味しいリンゴになります。 昨年四月に、魚津埋没林博物館がリニューアルオープンしました。埋没林は約二〇〇〇年前の巨木で太古の時代に埋没したものが、昭和五年の魚津港整備時に発見されたものです。子どもが木の温もりに触れて遊べる「木っずルーム」のほかに、「KキニナルININAL」というカフェも開設しました。そこでは、地元ケーキ店の若手経営者が考案する、地元の旬の果物をふんだんに使ったスイーツも販売されています。インスタ映えする、一度食べたら好きになる、キニナルお店です。 ほかにも、市の若手職員が首都圏の大手企業社員と協力して、魚津産の果物を製菓学校で活用する提案をしています。市としても、これらの民間との協働、連携した活動に協力、PRをしていきます。 蜃気楼の観察スポットでは、ボランティアの魚津蜃気楼研究会の方々に、観察と見学者への解説をしていただいています。また、残念ながら蜃気楼を見られな魚津市を流れる片貝川流域の地下水を原料とした「うおづのうまい水」は、モンドセレクションの最高金賞を二年連続で受賞。魚津市のイメージキャラクターの「ミラたん」はミラージュ(蜃気楼)が名前の由来となっている。ミラたんは季節に関係なくイベント会場などに現れて、会うことが出来る。7月3日〜4日KITTEで開催する物産展。魚津の魅力を体感できるイベント。自然の地域資源があり、さらに豊富な魚種を誇る海の幸のほか、丘陵地には、田園やブドウ、リンゴ、梨、桃などの果樹畑が広がっています。 夏を彩る一大イベント「魚津のタテモン行事」は約三〇〇年の歴史を持ち、平成二十八年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。今、力を入れて取り組まれている施策について教えてください。 魚津市の三大奇観として「蜃気楼・埋没林・ホタルイカ」が知られています。国内最古の魚津水族館をはじめ、恵まれたオンリーワンの資源を観光に活かしていきたいと思います。 果物は、高品質で多様な果樹が栽培されています。作付面積が小さいので生産量は少ないのですが、それぞれ魚津駅魚津埋没林博物館諏訪神社(たてもん祭り の神社)蜃気楼展望地点蜃気楼展望の丘╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂╂魚津市役所18

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