ZENTOKU 2019年冬号
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一番身近な窓口・郵便局は地域の拠点ケーススタディ  地方創生❼〜マイナンバーカードの取得促進〜371–0027群馬県 前まえ橋ばし平へい和わ郵便局長石いし井い 祐ゆう之し前橋市内の郵便局四十六局が、現在マイナンバーカードの取得推進を目標の一つに掲げ、お客さまと前橋市役所を繋ぐ窓口としての役割を担っています。従来から前橋市役所とは、定期的に市長や副市長を交えた連携のための会議を重ねてきましたが、平成二十八年に市民生活の安全安心に関する協定を締結し、行政との協力体制は一層強固なものとなりました。マイナンバーカードの取得推進の施策を行うことになったのは、平成二十六年、前橋市が総務省の委託する「ICT(情いとの理由等で、平成二十八年一月の制度開始以来、取得率はなかなか伸びていないのが現状です。お客さまに、安全性に関しては「決済機能のあるクレジットカード等よりも安全です」と説明すると心を動かされる方も多いのですが、ご高齢の方や平日仕事をお持ちの方には、手続きが煩わしく感じられるようです。前橋市では、マイナンバーカードを取得された方が受けられるさまざまなサービスを提供しています。その利便性を地域の皆さまに享受していただくために、⬆ 前橋平和郵便局報通信技術)街づくり推進事業」に選ばれたことに始まります。「ICTマイナンバーカード導入を見据えたプラットフォームを構築し、近隣自治体等との共同モデル」を目指し、前橋市はプロジェクトを着々と進めてきました。しかし、マイナンバーカードを取得するかどうかは、本人の申請によると法律で定められています。さまざまな個人情報がICチップに格納されるのではないかと、安全性を不安視する声もあります。また手続きに市役所や役場に写真を用意して赴く必要があること、今すぐには、必要性を感じな⬆⬇ 週2回郵便局内で行っている野菜販売。契約農家から直接納品されるため、新鮮さはお墨付き。徒歩圏内に商店がないこともあって、お客さまに大好評。⬆ 局内に設置されたマイナンバーカード申請用パソコン。⬆ マイナンバーカード取得によって受けられるサービスも説明しながら手続きを進める。06

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