ZENTOKU 2019年冬号
2/20

特集*1 開業当時の門司駅は、現在の門司港駅から約200メートル山寄りの場所に建てられていた。門司港地区の発展に伴って、1914(大正3)年に二代目の門司駅として現在の場所に移転・新築された。その後、1942(昭和17)年に門司港駅と改称して現在に至っている。門司港周辺近代化遺産探訪❼福岡県山口県北九州市門司区下関市唐戸壇ノ浦九州鉄道の起点駅として門司駅(現在の門司港駅)が開業したのは、明治24(1891)年4月1日のこと*1。現存する駅舎としては、東京駅、大社駅と並ぶ貴重な歴史的建造物で、1988(昭和63)年に鉄道の駅として全国で初めて国の重要文化財(近代化遺産)に指定された。現在、建設時(大正3年)の復原工事(大正7年に取り付けられた正面の大時計はそのまま)が行われており、2019年3月にグランドオープンの予定。JR九州の誇るクルーズ・トレイン「ななつ星in九州」も停車する。02

元のページ  ../index.html#2

このブックを見る