ZENTOKU 2018年秋号
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白保地域独特の「稲の一生」の奉納。田た芋いもチーズケーキわが地方のおすすめ逸品904-1201沖縄県金きん武郵便局長比ひ嘉が 日ひ登と誌し金武町は、美しい水の里。田芋は水が豊かでなければ育成が難しい。村人の信仰の拝所である各御嶽で、五穀豊穣と氏子の無病息災、子孫繁栄を祈願するとともに豊作への感謝の儀礼を行います。最終日は村全体の豊年祭(ムラプーリン)が行われ、来年の五穀豊穣を祈願する旗頭、イリク太鼓、綱引き等を地域上げて奉納します。 奉納行列は、はじめに三世代夫婦と親族らが弥み勒ろく加か那な志しを先頭に列をつくり、神に仕える司(巫女)が厳かに迎え入れ、弥勒加那志の来訪に住民が地域の繁栄を祈願します。その後、老人会、婦人会、小学校鼓笛隊そして地域住民全員で参加する「稲の一生」の奉納と続きます。「稲の一生」の内容は、雑草の除去、種まき、稲植え、田草取り、稲刈り、脱穀、米俵奉納、ヘリによる害虫駆除まで一連の作業を五つの実行組合(班)がユーモアを交えて再現する白保地域独特の奉納芸能行列です。私は「稲の一生」の中で所属班の演舞指導をしつつ、自らも出演しています。 豊年祭の練習などは、この時期にしかお会いできない先輩方や地域の方々と盛り上げる一体感で熱気に溢れています。練習等を通じて多くの方々とのコミュニケーションをとることで、郵便局の存在価値を示せる大切な場所でもあります。この繋がりが地域と郵便局を結ぶ大きな力となっています。 これからも地域の一員として、郵便局長として地域の発展・活性化のため、お役に立てるよう笑顔で元気いっぱい頑張りたいと思います。 田芋工房・きん田の「田芋チーズケーキ」は沖縄の自慢できるスイーツです。 沖縄本島の金武町で地元産田芋を材料として作られていて、「田芋」は水田の中で次々と子芋を増やすことから子孫繁栄をもたらす縁起物としてお祝い料理にも欠かせない食材です。 その厳選された良質の田芋を材料に作った「田芋チーズケーキ」は、濃厚なチーズの風味に負けることなく、田芋独特の味わいもしっかり楽しめます。チーズケーキの食感と田芋の特徴であるねっとり感の二つの層がいかされたスイーツを是非ご賞味ください。13

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