ZENTOKU 2018年夏号
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ついて語り合える貴重な場として、続けていきたいと考えています。──先般、鹿児島市内の郵便局は、桜島の噴火や風水害などの自然災害に備え、郵便局のネットワークを生かした災害時の協力協定を市と締結しました。そこで、さらなる防災力の強化に向けた今後の取組みについて考えをお聞かせください。 世界有数の活火山桜島は、本市のシンボルとして大きな魅力となっている一方で、百年余り前に大規模な噴火を起こしたほか、今もなお活発に噴火を繰り返しており、さまざまな防災対策を進める必要があると考えています。 複合災害時の避難計画のほか、火山災害特有の被害の長期化に備えた対策もまとめました。こうした長期避難を余儀なくされた方々に情報や物資の伝達・提供は大変重要なことであり、先日協定を締結いただいたことは、非常にありがたく思っています。 さらに、大規模噴火に伴い、大量の軽石や火山灰が市街地側に降った場合の対策の具体化を進めることとしており、今後とも火山防災の先進地として、国内外のモデルとなるよう取り組んでいきます。──全国の郵便局では、これまでのさまざまな地域貢献活動に加え、みまもりサービスなど郵便局のネットワーク等を利活用した地方創生の取組みを進めています。そこで、地方創生に関して郵便局に期待する役割や取組みについて考えをお聞かせください。維新dancin'鹿児島市西郷どん 大河ドラマ館市長とふれあいトーク桜島火山爆発総合防災訓練桜島 錦江湾 桜島フェリー 本市の地方創生総合戦略においては、しごとで活力を「つくる」など四つの基本目標等に基づき、各種施策の推進に取り組んでいます。 その中で、人口減少社会に適応するため「互いに支え合う温もりのある地域社会の形成」を掲げておりますが、鹿児島市内の郵便局におかれては、去る三月に「鹿児島市安心安全事業所」として登録され、集配時における高齢者世帯の見守り情報や不法投棄の発見情報の提供など、ネットワークを生かした地域貢献に積極的に取り組んでいただいております。改めてお礼を申し上げますとともに、今後とも、本市の地方創生へのご理解やご協力を期待しています。19

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