ZENTOKU 2017年秋号
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列島縦断 防災・減災公開講座in 名古屋 「列島縦断 防災・減災公開講座in名古屋」では、東海地方郵便局長会が後援し、平成二十九年七月二十九日(土)、名古屋市の名鉄グランドホテルにおいて、約二〇〇名が参加し、講師に藤田保健衛生大学教授の羽田道信氏を迎えて行われた。羽田道信氏は、防災士資格を有する防災士専門員。『防災・救急に役立つロープワーク』『防災・救急に役立つ日用品活用法』の著書があり、被災を想定した実践的な救急活動等の指導で知られている。 前半は基調講演「地域・職場における災害への体制づくりと災害対応〜「災害時地域拠点」として何ができるか〜」。休憩を挟み、後半は「防災・救急に役立つ日用品活用法」と題し、傍聴者が実際にロープ等を使用する講義が行われた。会場では、ゴミ袋で作る防寒着に暖かさを実感したり、なかなか思うようにならないロープワークに苦心する姿が見られ、熱気溢れるうちに終了した。第二回 列島縦断防災・減災公開講座 開催基調講演模様 昨年好評を博した列島縦断 防災・減災公開講座。全国郵便局長会は、日本防災士機構が主催する防災・減災講座を、日本防災士会との共催で、平成二十九年も全国各地で開催した。 今年は、東海地方(名古屋市)からスタートし、信越地方(長野市)、東北地方(仙台市)、九州地方(熊本市)の四地域で開催(昨年は関東地方(さいたま市)、北陸地方(金沢市)、近畿地方(大阪市)の三地域)。 今年の開催地は、近い将来に発生が懸念される「南海トラフ大地震」の影響を大きく受ける東海地方、また、十四年前に中越地震を経験し、復興の歩みを進める信越地方、未曾有の大震災となった東北地方、そして、昨年発生した熊本地震の記憶も生々しい九州地方。それぞれ異なる環境で、将来起こりうる災害に対して、どのような防災士活動を行い、減災に結びつけていくのか、有意義な講座プログラムが展開された。(後半は冬号に掲載)08

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