ZENTOKU 2017年秋号
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070︱0874北海道 旭あさひ川かわ春しゅん光こう局長高たか橋はし 学まなぶ旭川北部会」は北海道第二の都市「旭川市」を中心に二市十一町一村内の八十九局で構成する上川地区会に属し、旭川市の中心部に位置する十一局で構成された部会です。 私たちの部会では、毎年「防災の日」に、エリア内にある中学校で行う防災訓練に参加し、全校生徒に防災についての特別講話を行っています。 防災士の資格を持った会員を中心に、毎年一名の代表者が体育館に集まった全校生徒の前で、防災意識の向上や日本全国で起きている災害の状況等を説明し、防災に一番大切な「自助・共助・公助」についてパワーポイントを活用し、目に見える形で講話を行っています。 私たちの住んでいる「旭川市」は地震等の自然災害が比較的少ない地域であるということもあり、生徒自身が身近な問題として認識するには至っていないように思います。しかし近年はひと晩で五〇㎝以上積もるような雪害もあり、また昨年は稀にみる大雨により地区内の川の堤防が決壊するなど、災害は決して他人事ではなく身近に起こりうる状況になっています。こ防災士としての活動2016年の防災訓練での講話。全校生徒を前に緊張感も。のような自然災害が発生した場合、私たちに何ができるのか、また、自分自身の大切な、かけがえのない命を守るために、どうすればよいのかということなど、家族や学校等で「防災」について考える時間を提供できるように努めています。 最近では、中学校から、大雨や洪水のような自然災害が発生したことを想定した内容の講話を依頼されています。このような活動を七年間継続できたのは、地域に貢献するという会員一人ひとりの信念や日頃の地域活動の賜物であると同時に、地区会長をはじめとする上川地区郵便局長会の防災士資格を有する会員で組織する「防災士会」のバックアップがあってこそです。 新任の局長も特別講話の際には積極的に傍聴するなど部会の年間行事の一つになっています。 今後も地区会長の指導のもと、上川地区郵便局長会の一員として、旭川北部会の会員が地域防災に関する情報の発信地として、地域活動を微力ではありますが少しずつ広げていきたいと思っています。 私たちの郵便局が、地域の安心、安全の拠点となることを目指して!災害の少ない地域だからこそ「防災について考える」時間が必要。頑張ってます! 防災士「18

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