ZENTOKU 2017年9月特別号
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なって対応していきたいと考えています。 また、郵便局も民営化したので、より広く企業PRに取組みたいと、二〇一六年は新潟から函館まで新幹線一〇両を貸し切って走らせました。テープカットには新潟市長さんにもお越しいただき、函館では函館市長さん、函館新町の町長さんにも出迎えてもらって企業PRを実施しました。これは信越挙げての施策です。 また、十日町では大地の芸術祭のパスポートを郵便局で販売させていただきました。そして南魚沼ではスペシャルオリンピックスに協力して寄付金を集め、寄付をしていただいた方にはフレーム切手を贈りました。 そして湯沢町で開催されたアルペンスキーワールドカップでも寄付金を集め、フレーム切手を返礼品にしたり、いろいろな対応があったわけです。また、「魚沼うまいもの発」と名づけた産直品のパンフレットをつくりましたが、これも売れ行きがいい。青森等の地域とコラボレーションし、それぞれの名産品を紹介しあうなど少し発想を変えて、ボトムアップでいろいろなアイデアを出して、経験することも大事です。 そのなかで、南魚沼のスペシャルオリンピックスは非常に有名になりました。その切手を買っていただいて、南魚沼の観光スポットをデザインした葉書に貼り南魚沼から全国に発信していただく。そして、いろいろなものを地元から発信し、地元にお越しいただく。そこで、それぞれのエリアの特産品を紹介する。今は、みまもりサービスや介護支援、インターネットを使ったサービスなど、いろいろな試みがあるでしょう。 今回は第1回目のフォーラムですが、参加された皆さんがそれぞれの地で自治体と打合せを進め、我々の二万四〇〇〇のネットワークを活用しながら情報を発信していただきたい。我々は地域の中心になって、地域住民の方々のオーダーにしっかり応えていくということが重要だと考えています。司会 会長、どうもありがとうございました。 パネリストの皆さまのお話では、今後乗り越えていかなければならないハードルもたくさんありました。また、新たな行動として明日からチャレンジしていただきたいと考えております。地域の観光振興やまちづくりの強化、そういった力強い思いとこれからの施策に対するこだわり、新しいことにチャレンジする勇気を、今回のパネリストの方々のご意見をお伺いして強く思った次第でございます。 先ほどのお話にもございましたが、観光庁の観光立国推進基本法の冒頭にある「住んでよし、訪れてよし」のように、まさに地域住民の方々にも愛される町、そして観光客の方々にとってもいい町、その中心になるのが郵便局だと考えております。 それでは、最後に山本副会長からご挨拶をお願いします。山本副会長 まずご出席賜りました関口市長、林市長、田村町長、そして会社からは米澤上級副社長にご講演のみならずパネラーとして示唆に富んだアドバイスをいただき、本当にありがとうございました。 また、このフォーラムを開催するにあたりまして、ご尽力賜りました信越地方会の皆さま方にお礼を申し上げます。今日は、大変多くの方が傍聴に来ていらっしゃいます。まさしくこれが局長会の地方創生に対する意識の高さの現れだと思って感心をしている次第でございます。 我々は、それぞれの地公体の悩みとか思いを聞いてきたわけでございます。これを汲んでさらに各地元の地公体と協力できるものはどんどん協力し、アイデアがあればどんどんアイデアを提供し、その取組みをぜひ横展開をしていってほしいと思っています。局長会の活動の目的はもとより、会員の団結によって郵政事業と地域社会の発展のために我々は活動する。ここで、そのことを再認識させていただき、閉会の挨拶とさせていただきます。司会 パネリストの皆さま、どうもありがとうございました。美人林田植えを控えた棚田に水鏡が光る信越トレイルの一角。四季折々に表情が変わる19

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