ZENTOKU 2017年8月夏号
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幕末から明治を駆け抜けた前島密。明治時代は、我が国が門戸を世界に開いて欧米の文物と制度を取り入れ、それを同化して近代日本の基盤を築いた時代である。往時の姿を残す建造物からは、新しい技術を取り入れつつ、日本の伝統を融合させた和魂洋才の精神が見て取れる。新シリーズでは、近代化遺産*をキーワードに、日本各地を探訪する。特集犬山市*近代化遺産とは、幕末以降の日本の近代化を支えた総体を文化遺産として捉える概念のこと。 工場設備(製鉄所・造船所・製糸場など)や建造物(機械・鉱山・橋・ダム・鉄道など)の建造物、さらには河川施設や港湾施設なども含まれる。愛知県犬山市近代化遺産探訪❶02

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