ZENTOKU 2017年8月夏号
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局内にも浸水が見られた局周にも粘土質の土砂が襲った地区会で協力し合って、土砂を清掃。壁の泥はねが土砂の勢いを物語る〇一四年八月二十日(水)未明、局地的豪雨により広島市北部の安佐南・安佐北両区の住宅731︱0103広島県広ひろ島しま下しも緑みどり井い局長大おお澤さわ 篤あつ志し流木(最長で約6mもありました)等の撤去作業を急ぎました。 また、芸北地区からも地区のトップの統括局長が早々に駆け付けてくださり、ともに復旧作業を行いながら、被災地域の他の郵便局(広島緑井郵便局、八木郵便局)の状況を確認し、ご利用いただいているお客さまへのご案内などを行いました。 OAフロアをはじめとする泥の撤去・洗浄・消毒等に三日間を要しましたが、八月二十五日(月)に業務を再開しました。 地区内の郵便局をはじめ中国支社・グループ各社等から寄せられた飲料水・タオル・ウェットティッシュ・マスク等は、災害地にある郵便局七局と避難所に配りました。当局でも再開できた喜びと地域の皆さんへの感謝を込めて、それらの支援物品を窓口やATMコーナーでお配りしました。 三年目を迎えた現在、ようやく国土交通省の主導による砂防ダムが完成しました。しかし、ところによっては生々しい災害の傷跡が残っています。減災には日頃からの心がけと、地域の方々とのコミュニケーションが力を発揮します。これからも地域に寄り添う郵便局として、皆さんからいただきました真心の輪を広げ、少しでも早い地域の完全復旧に向け、微力ながらお手伝いしたいと考えております。街を中心に多くの箇所で土砂災害が発生しました。 広島下緑井郵便局のある緑井二丁目周辺は、土石流の害はなかったものの、八木用水の氾濫により、局を含む近辺の住宅が浸水しました。 災害当日、私は主要道路が通行止めのため、自転車で出勤し、郵便局周辺の住宅街では20~30㎝・局内は床上10㎝程度の浸水(粘土質の泥水)を確認しました。 当日は浸水のため郵便局の窓口での業務はできませんでしたが、郵政グループだけでなく近隣住民の皆さんの応援を得て復旧作業を行いつつ、訪ねていただいた地域のお客さまに稼働していたATMの利用や他の郵便局へのご案内を行うとともに、用水路を塞ぎ、二次災害の原因ともなりかねない二復興する郵便局の今窓口再開に向けて黙々と復旧作業ひとまず事務机など、機器を搬出117

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