全特 2017年1月冬号
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等、巨大激甚災害について、それぞれの専門的立場から解析され、減災に向けてより一層の備えなどを内容としている。 また、防災士による活動報告では、個性あふれる活動が発表された。防災士活動を通じて、地域密着の重要性が浮き彫りとなり、地域の拠点としての郵便局の存在を印象づける講座ともなった。  第一回の関東地方では、関東地方郵便局長会が協賛し、平成二十八年九月十七日(土)、さいたま市のホテルブリランテ武蔵野において、約四〇〇名の参加のもと、開催された。 日本防災士会埼玉県支部の小林俊尋氏の開会宣言に始まり、気象予報士の大野治夫氏による「最近の気象災害について」と題する講演が行われた。聴講者たちが熱心に聞き入る中、大野氏は最近起こった災害を中心に講演され、天気図などからの情報の読み取り方や分析方法を多数のスライドとともに解説。質疑を含め、約一時間半の時間が瞬く間に終了した。 続いて防災士三名による活動発表に移り、まず大和下鶴間局長・鏡克利氏が、消防団員としての経験を生かした防災士活動を発表した(17ページに関連記事)。続いて坂戸石井局長・菅原龍雄氏が、地域防災と消防団活動について発表。災害・事故に応じた救出訓練の様子や九月に襲来した台風9号に対する水防活動の状況などを報告した。最後に日本防災士会埼玉県副会長の大澤サユリ氏が発表され、聴講者も防災士仲間の活躍ぶりに興味津々の様子で傾聴していた。 総まとめとして、浦野修日本防災士会理事長(元全特会長)が講評を行い、記念すべき第一回の防災・減災公開講座を締めくくった。大野治夫気象予報士による講演坂戸石井局長の活動発表総括する浦野日本防災士会理事長防災・減災公開講座  in さいたま22

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