全特 2017年1月冬号
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私は、昭和四十九年に当局で新規採用され、単マネ局(当時普通局)、沖縄支社等を経験し、平成十六年に局長として当局に赴任しました。 縁あって赴任した地に何か恩返しがしたいと考えた結果、幸いにも私は、三味線の教師免許を取得していましたので、島の芸能を習得しながら後輩育成にも役に立ちたいと、公民館の行事、集落行事等の地ジ方カタや児童生徒への三味線指導、自宅で地域の方への指導等に携わっています。 当局の所在する黒島は、牛の島として沖縄県内では有名です。年間六回のセリが行われ、セリで取引された牛は、鹿児島、宮崎等他県へ出荷され、そこで肉牛に育ててブランド化されます。 当地域には古くから伝わる伝統芸能や祭事、古謡等が多数ありますが、現在行われている主な行事は、①豊年祭、②結願祭、③旧正月の綱引き、④牛祭りです。その中でも住民総出で行われているのが、豊年祭と牛祭りです。 豊年祭は、その年の豊作を神に感謝し、翌年の豊穣を祈願する行事で、八重山地方で地域行事等への積極的参加907–1311沖縄県 黒くろ島しま郵便局船ふな道みち 一かず雄お沖縄県地域貢献活動 拝見 宮里海岸で行われる豊年祭りの様子。砂浜で舞踏奉納が行われるお面の方は八重山の豊年祭に登場する“ミルク様”14

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