全国の郵便局長が取り組んでいる防災士の活動についてぜひご覧ください。
「当事者意識と主体性を高める 防災研修の進め方 ~防災ワクチン®一枚の写真~」をテーマとして「列島縦断『防災・減災公開講座』in大分」が6月1日(日)、大分市のコンパルホール(文化ホール)において約240名が参加して開催された。
この公開講座は日本防災士機構が主催、大分県、大分市が後援となり、九州地方郵便局長会(大分県)、大分県防災活動支援センター、日本防災士会大分県支部が協力して開催され、大分県内の九州地方会の会員100名も参加し、防災・減災対策について学んだ。
冒頭の主催者挨拶、来賓挨拶、防災士養成功労感謝状贈呈に続き、3名の方から事例発表が行われた。事例発表では、防災士である立石郵便局・工藤俊輔局長から「避難所開設・運営訓練」をテーマとして発表があり、所属している速見郡日出町の防災士会で、今年2月に実施した避難所開設・運営訓練の概要などの説明があった。工藤局長からは「訓練に参加し避難所の状況や課題を知る良いきっかけとなった。実際に訓練を行ってみて様々な課題はあったが、準備や資材の組み立て、避難者の受け入れ等具体的にイメージができ、当事者意識がより一層強くなった。訓練の最中でも近所同士の方々が声を掛け合っている場面が多々あったが、実際の避難ではそういった声かけがますます重要になる。地域住民同士のつながりが防災・減災に役に立つ。自助・共助が機能するためには、地域の人と人とのつながりが重要であることを強く認識した。」等、地域の人と人とのつながり、普段からのコミュニケーションの重要性を訴えた。
事例発表に続いて、長岡技術科学大学上村靖司教授から「当事者意識と主体性を高める防災研修の進め方~防災ワクチン®一枚の写真~」をテーマとした基調講演があり、最後に、上村教授をコーディネーターとして、登壇者4名によるセッションが行われ、公開講座を修了した。
コンパルホール(文化ホール)玄関
<基調講演>
長岡技術科学大学 上村靖司 教授
<事例発表>
大分県東部地区会
立石郵便局 工藤俊輔 局長
<セッション風景>
右から2番目 工藤局長
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